Deadman Wonderland「第11話 絶望のGIG」

今回、私が注目したいのは、丸太(ガンタ)の成長である。
自分の命を救ってくれたシロを勘違いから殴ってしまったガンタ。そのことに[気付いたガンタは、シロが言った「ガンタ、弱いじゃん」という言葉を真摯に受け止めた。
人は、自分のマイナス面は見ないようにすることを多い。だからこそ、自分が弱いということに気づけたガンタは、少し強くなったということができるのではないだろうか。
ガンタは、「弱い自分をぶんなぐれるくらい強くなりたい」と言って、千地に修業をつけてもらうことを決意した。ガンタは、「逃げることができるならば逃げたい」と考えるような、後ろ向きで、自ら行動するようなことはしないような人間だった。
そんなガンタの一つだけすごいところは、「諦めだけは悪い」ところである。私は、この特徴を、ガンタが、自分が弱いと気付く前後で意味の捉え方が違うように感じた。
というのは、自分が弱いと気付く前のこの言葉は、ギリギリまで頑張らず、最後最後、大変だと気付いたときに初めて頑張るから諦めだけは悪いというようにみえたという意味のように思う。しかし、自分が弱いと気付いた後のガンタは、はじめから弱いながらにも頑張り、最後の最後には120%の力を出しているように感じた。 つまり、はじめの意味では、最後には100%の力を出したに過ぎないが、弱いと気付いた後のでは、120%の力を出していたのではないだろうか。
この両者は、言葉としては同じものが使われる。しかし、両者の内容は違いものであり、頑張った後の両者の成長の度合いもまったく違いものになるのではないだろうか。

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