花咲くいろは
『花咲くいろは』は温泉旅館を舞台にしたアニメである。
主人公は松前緒花という16歳の少女である。母が夜逃げしてしまった彼女は全く面識のない祖母が経営する旅館を頼ることになる。
旅館で働きながら学校に通うことになった彼女は同じ旅館の従業員や同じように旅館で働く同級生たちと親交を深めていくという内容である。
一話、二話を見る限りは明るい主人公が旅館の人々と関わる中でだんだんと成長していく姿を描き、人間ドラマの面を強く押し出した作品になるのであろう。
この作品の特徴は何と言っても「ドラマでもいいのでは?」と思われる内容にある。
昼の帯ドラマのような雰囲気を持ち、どこか懐かしい田舎の旅館を舞台にしているこの作品は実写ドラマにしても問題ないと思う。
また、この作品では主人公を介して働くことの難しさを感じることができる。
新卒で働きだした頃のこと、初めてアルバイトをして失敗してしまったことなどを思い出す人もいるのではないだろうか。
働くことは難しい。とくに『花咲くいろは』の主人公は16歳、働いたことはない。
また、先輩によるいびりや失敗に対する罰を与えたりなど昭和の雰囲気を漂わせる部分もある。
人間ドラマ、美麗な映像なども作品の魅力ではありますが働くこと、昭和の雰囲気など内容面にもさまざまな魅力がある。
今期は田舎や懐かしさを見せる作品が何作かあるがこの『花咲くいろは』はその中でも筆頭であるだろうと思う。今後の展開に期待した。